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詩のメリーゴーランド
poem on a merry-go-round
<< 面影慕情 >>
by 若原径行
藤の花棚が ちりばめたように
淡く紫に 花開いています
裾を行く 春風に 白い頬を染めて
綺麗な笑顔が こぼれています
一人きりで 見つめていた 恋の涙よ
忘れ形見 抱きしめ どこかの空へ
眠りを誘うような 緑の木陰
陽が差し込める きょうの昼下がり
詩のメリーゴーランド
poem on a merry-go-round
<< 平 凡 >>
by 若原径行
君に 今のままでいろって
言ったって
無理なことだね
君の そのあどけない 可愛さ
いつまでも 残ってや しないさ
だから 心の中にある
君の 本当の やさしさを
いつまでも 大切に していておくれ
「自分の 心のままに 生きる」
そう 平凡な姿こそ
君にとって一番 美しいものだと 思うよ
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